マンションで害虫が出たら？駆除のコツとプロに任せるべきタイミング

m.kサービス
4月25日
読了時間: 13分

▶︎1. マンションでの害虫駆除が必要な理由

1.1 マンションに害虫が発生しやすいのはなぜ？

実はマンションは、害虫が好む環境がそろいやすいんです。

一見すると密閉されていて安心に見えるマンション。でも、実際には共用部分や排水設備、ベランダなど、害虫が入り込めるスキマがたくさんあります。特に、築年数が経っているマンションほど、目に見えない劣化やスキマが増えているケースも多いんですよ。

また、部屋数や住人が多いぶん、食べ残しやゴミなどの「エサ」になるものが集まりやすく、害虫が繁殖しやすい条件がそろってしまいます。

こんなところが、特に注意ポイントです。

排水口やエアコンのドレンホースなどのスキマ
隣の部屋との間にある通気口や換気扇
管理が行き届いていないゴミ置き場
ベランダに放置された段ボールや植木鉢

集合住宅ならではの「つながりのある空間」が、害虫にとっては移動しやすく、広がりやすいんです。

1.2 一戸建てと比べた時の違いとは

マンションは1室だけじゃなく、建物全体の環境が影響してきます。

一戸建てなら、自分の敷地内だけをしっかり管理すれば、ある程度害虫を防げますよね。でも、マンションだと話は別。隣の部屋や上階・下階の状況にも左右されてしまうんです。

たとえば、あなたの部屋は清潔でも、となりの部屋にゴキブリが発生していれば、そのまま自分の部屋まで入り込んでくることもあります。

また、共用部（廊下、エレベーター、エントランスなど）は管理会社が清掃や点検をしていますが、タイミングや対応が遅れると、知らないうちに害虫の温床になっていることもあるんです。

つまり、一戸建てと違って「自分だけではどうにもならない」部分が多い。それが、マンション特有の悩ましさなんですよ。

1.3 住民全体に影響する害虫トラブルの怖さ

1軒の問題が、すぐに全体へ広がってしまうのがマンションの特徴です。

害虫って、壁の中や配管、通気口を通ってあっという間に他の部屋へも侵入してしまいます。たとえば1部屋でゴキブリやダニが繁殖した場合、数週間で隣の部屋まで被害が広がることもあるんです。

こんなトラブルにつながることもあります。

住民同士のトラブル（「あの部屋が原因じゃないの？」と疑心暗鬼に）
子どもや高齢者が虫に刺されて体調を崩す
害虫が原因でアレルギーや喘息が悪化する
入居者の満足度が下がって空室が増える

だからこそ、「うちは大丈夫」と思わずに、早めに気づいて対策することが大事なんです。特に管理会社やオーナーの方は、住民全体の安心のためにも、害虫の兆候を見逃さないようにしたいですね。

▶︎2. マンションに出やすい害虫の種類と特徴

2.1 ゴキブリやチャタテムシなど室内系の害虫

ゴキブリやチャタテムシは、マンションの“構造”を味方にして忍び込んできます。

マンションの室内でよく見かける害虫といえば、まずゴキブリ。特に「クロゴキブリ」や「チャバネゴキブリ」は、人の生活空間に依存して生きているので、マンションのような暖かく湿気のある建物はまさに好環境なんです。

侵入経路として多いのがこちら：

排水口や配管の隙間
エアコンの配線穴
宅配で届く段ボール
建物内のゴミ置き場や配電室からの移動

一度発生すると、冷蔵庫の裏、シンク下、家具のすき間などに巣を作り、繁殖スピードもとても早いのが特徴です。特に「チャバネゴキブリ」は見つけにくく、昼間はほとんど姿を見せないため、気づいたときには大量発生していることも。

そして、あまり知られていないけれど厄介なのが「チャタテムシ」。湿気が高く、紙類やダンボールを放置しがちな場所に出やすい小さな虫で、体長は1〜2mm程度。見た目は白っぽくて小さなアリのように見えることもあります。

特に注意が必要なのは以下のような場所：

押し入れや本棚
書類ケース、アルバムの隙間
結露しやすい窓の周辺

増えるとアレルギーの原因になるとも言われていて、見た目に目立たなくても、健康への影響が出ることもあるんです。

2.2 ベランダや共有部分に多い羽アリやハチ

マンションの外回りや共有スペースには、思わぬ害虫の巣があるかもしれません。

マンションでは室内だけでなく、「外」も警戒が必要です。とくに羽アリやハチは、ベランダや換気口、共用廊下の照明器具周辺に現れることが多い害虫です。

まず羽アリ。梅雨から夏にかけて、ジメジメした夕方に「窓の外にたくさん飛んでる！」という経験をした方もいるのではないでしょうか。これは「結婚飛行」と呼ばれる繁殖行動で、発生源が近くにある可能性が高いんです。

羽アリの中でも特に注意したいのが「シロアリ」との見分け。よく似ていますが、シロアリは木材を食べてしまうため、建物の内部構造に深刻な被害を与えることがあります。外壁や床に小さな穴、粉状の木くずなどを見つけたら要注意です。

そしてハチ。ハチが好むのは静かで風の通らない場所。マンションで多いのはこんな場所です。

ベランダの隅や室外機の裏
換気口の中や壁のくぼみ
駐輪場や物置の屋根裏部分

アシナガバチやスズメバチが巣を作っていると、人に気づかれにくく、うっかり近づいたときに刺されてしまうリスクがあります。特に子どもやペットがいるご家庭では、早期発見・早期対応がとても大切です。

2.3 意外と多いダニやノミなど目に見えない害虫

目に見えない害虫こそ、生活の質に大きな影響を与える存在です。

ダニやノミは、マンションの中でもっとも見落とされやすい害虫のひとつです。肉眼では確認しにくいため「気づいたときには全身がかゆい」「家族みんなに赤いブツブツが…」という状況になることも。

室内で発生しやすいのは「チリダニ」や「ツメダニ」。とくに布団やカーペット、ぬいぐるみなど、繊維があるものを好んで繁殖します。高温多湿を好むため、6月〜9月にかけて一気に数が増える傾向があります。

次のような症状があると、ダニの存在が疑われます。

朝起きると体にかゆみがある
赤い小さな刺し跡がポツポツとできる
子どもの喘息やくしゃみがひどくなった

また、ノミは主にペットを通じて侵入することが多く、猫や犬の体に寄生したノミが家の中に広がることもあります。ノミは驚くほどのジャンプ力で移動できるので、布団やソファ、カーテンなどあらゆる場所に潜みやすいんです。

このタイプの害虫は「布団を干す」「掃除機を丁寧にかける」といった基本的な対策でも一定の効果はありますが、根本的な駆除や繁殖防止を考えるなら、専門業者による薬剤処理や熱処理が必要になるケースも多いです。

▶︎3. マンションの害虫駆除で自分でできる対策とその限界

3.1 日常で気をつけたい予防ポイント

害虫にとって「住みにくい環境」を作ることが、最大の防御です。

マンションのような集合住宅では、外からの侵入を完全に防ぐのはなかなか難しいんです。だからこそ、「入ってきたとしてもすぐに住みつけない環境」にしておくことが大切なんですよ。

以下のようなポイントを意識するだけでも、発生のリスクはかなり減らせます。

● 室内の清潔を保つ

食べかすや調味料の飛び散りはすぐ拭き取る
生ゴミはその日のうちに処分。特に夏場は要注意
排水口のぬめりや汚れは、週に1回はしっかり掃除
ペットのエサは出しっぱなしにしない

特にゴキブリは、わずかな食べかすや水分があるだけで繁殖しやすくなります。台所まわりは常に乾いた状態をキープするのが理想的です。

● 湿気を溜めない

換気扇や除湿機でこまめに空気を循環
お風呂上がりには壁の水滴をふき取る
押し入れやクローゼットもときどき開けて換気

チャタテムシやダニなど、目に見えない害虫は湿気を好む傾向があります。空気のこもったスペースは「虫にとって快適な空間」になりがちなので、意識的に空気を動かしてあげるといいですよ。

● 侵入口をふさぐ工夫

窓や玄関のサッシにすき間テープを貼る
換気扇や排水口には防虫ネットを設置する
室外機のホースにはキャップを装着

ほんの1〜2mmのすき間でも、ゴキブリのような虫には十分すぎる入口。特に古いマンションだと、築年数とともに小さなひび割れやすき間ができやすいので、定期的にチェックしておくと安心ですよ。

3.2 薬剤や市販グッズでの応急処置

市販グッズはあくまで「軽度の発生」や「初期対応」に有効です。

市販されている殺虫剤や駆除アイテムは、確かに便利で手軽。すぐに取りかかれるという意味ではとても心強い味方です。ただし、それぞれのアイテムに「向き・不向き」があることを知っておくことが大切なんです。

● スプレー型殺虫剤

ゴキブリやムカデなど、目に見える害虫に即効性あり
使ったあとは換気をしっかりしないと、人体にも影響があることも
使用後の死骸を片付けるのが苦手な方には不向きかも

● ベイトタイプ（毒エサ）

害虫がエサを食べて巣まで持ち帰ることで全体を駆除
巣ごと退治を目指せるけれど、効果が出るまで数日〜1週間かかる
小さな子どもやペットがいる家庭では、誤飲に注意が必要

● くん煙・くん蒸タイプ

部屋全体に薬剤を行き渡らせることで、ダニやノミを一斉駆除
使用前の準備が多く、家具の養生など手間がかかる
火災報知器を止める必要があるなど、やや上級者向け

● 忌避スプレー・虫除けシート

害虫の侵入経路にスプレーして近づけなくするタイプ
殺虫はしないので、既に発生している虫には効果が薄い
効果は一時的。定期的な再処理が必要

つまり、市販グッズは「一時しのぎ」としては使えるけれど、長期的・根本的な対策にはなりにくいということなんです。

害虫の種類や規模によっては、市販薬ではまったく太刀打ちできないケースもあるので、無理に使い続けるのは逆効果になることもありますよ。

3.3 自力での対処が難しいケースとは

「これはもう手に負えないかも…」と思ったら、迷わずプロに頼るのが正解です。

害虫の中には非常にしぶとく、繁殖力が高いものもあります。ゴキブリ1匹見かけたら、その裏には30〜50匹以上が隠れていると言われるほど。見えている害虫だけを退治しても、実は根絶できていないケースはたくさんあるんです。

たとえばこんな状況、当てはまりませんか？

ゴキブリを何度駆除しても数日後にまた出てくる
複数の部屋から同時に虫が出てくる
ベランダにハチの巣がありそうで怖くて近づけない
夜になると天井裏からカサカサ音が聞こえる（害獣の可能性も）
ペットが体をかゆがっていて、ダニの心配がある

これらは、市販の薬剤や掃除だけでは対応が難しいケースです。

特に、ハチやシロアリ、ダニのような虫は、巣が残っている限り何度でも再発します。

また、無理に手を出すことで、以下のようなリスクもあるんです。

ハチに刺されてアレルギー症状を起こす
薬剤の過剰使用で健康被害が出る
誤った場所にスプレーして、害虫が別の場所に逃げてしまう

だからこそ、「自分では限界だな…」と感じたら、無理せずプロに頼ることが大事なんですよ。

特に「駆除レンジャー」のように、マンションの構造を熟知したプロがいると安心。再発防止までセットで対応してくれるので、長い目で見てコストパフォーマンスも良いんです。

▶︎4. 駆除業者に依頼するメリットと選び方

4.1 害虫駆除のプロがしてくれること

業者に頼むと、自分ではできない“根本対策”までしっかりやってくれるんです。

害虫駆除をプロに任せる一番のメリットは、「その場しのぎ」で終わらせず、発生原因の特定から再発防止策まで対応してくれること。これが自力での対処との大きな違いなんです。

プロの駆除業者がしてくれる主な対応はこんな内容です。

現地調査による侵入経路や巣の特定
害虫の種類に合わせた専用薬剤や機材の使用
安全性に配慮した施工方法
目に見えないエリア（壁の中、天井裏など）の徹底チェック
駆除後の消毒や消臭、再侵入防止処置

とくに集合住宅では、「どこから来たのか分からない」という声が多く聞かれます。プロなら痕跡を見つけて、そこを封鎖するなどの対応もしてくれるので安心感が違いますよ。

4.2 「駆除レンジャー」の安心ポイント

駆除レンジャーは、対応の速さも信頼度も抜群なんですよ。

全国対応で24時間年中無休、しかも最短30分で駆けつけてくれるのが「駆除レンジャー」の大きな魅力。急に害虫を見つけて不安なときにも、時間を気にせず相談できるのは本当に心強いです。

安心ポイントはこちらです。

完全自社施工だからこそのスピード対応と低価格
無料現地調査・無料見積もりで、納得してから依頼できる
駆除後もアフターサポート付き＆最長10年の保証あり
再発率はわずか0.25%という圧倒的な実績
ゴキブリ、シロアリ、ダニ、クロアリなど害虫の種類ごとの専門対応

しかも、作業ごとの料金が明示されていて、「あとから高額請求されたらどうしよう…」といった不安もありません。LINEでも気軽に相談できるので、初めての人にもぴったりのサービスです。

4.3 管理会社に相談すべき？住民の判断ポイント

自分の判断で動いていいのか迷う…そんなときの考え方をご紹介します。

マンションでの害虫発生時、「これは管理会社に連絡すべき？それとも自分で業者に頼んでいいの？」と迷ってしまう方は多いんじゃないでしょうか。

そんなときの判断ポイントはこちらです。

状況	判断の目安
共用部（廊下・階段・ゴミ置き場など）での発生	管理会社に連絡するのが基本
自室内のみでの発生（キッチンや洗面所など）	自分で業者に依頼してOK
他の部屋からの影響が疑われる	一度管理会社へ相談してから判断
小さい虫が頻繁に出るなど原因が不明	専門業者に相談して、原因を調査してもらうのがおすすめ